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施工について

 
 

床下地は、平滑で不陸が無いこと、強度があり、たわみや亀裂も無いこと、完全に乾燥していて水分移動も無いことが重要となります。また、床面の汚れ、ゴミやほこり、泥、異物など(こうしたものは接着力を弱めてしまいます)は必ず取り除いてください。ゴム床材の施工作業の前には、床下地の適切な残留水分の検査を行い、湿気や水分移動のチェックが必要です。含水率は重量比で2%以下 でなければならず、静水圧の恐れが無いことが条件となります。

施工作業は必ず専門技術を有する作業者が行うようにして下さい。

色合いの均一性を維持するために、タイルまたは長尺シートは全て同一のバッチナンバーのものを使用して下さい。バッチナンバーは梱包に表示されています。

タイルまたは長尺シートは切断したり接着したりする前に必ず仮敷きをして、製品不良や施工作業の手違いが無いかを確認して下さい。

平滑化等の補修材には、必ずセメントベースのものを使用して下さい。石膏ベースの補修材は絶対に使用しないで下さい。

ゴム床製品と下地は同温でなくてはならず、この温度が必ず摂氏15度以上であることを確認して下さい。

使用される接着剤の種類によっては、施工後24時間で軽歩行が可能となることもあります。

施工後24時間以内には、床材の清掃・洗浄作業は行わないで下さい。

施工作業中に床材上に接着剤がこぼれてしまった(またははみ出て付着してしまった)場合は、こぼれた接着剤が乾き、硬化する前の段階で床材上からすみやかに除去して下さい。

推奨接着剤

2液型エポキシ系接着剤
2液型エポキシ系接着剤は、重歩行が想定される場でのラバータイルの適用、および中−重歩行が想定されるコンクリート下地の場でのラバーシートの適用に推奨されています。2液型エポキシ系接着剤はエポキシポリマー(A液)と硬化剤(B液)からなっており、A液にB液を混ぜることで、A液に粘着性が生じます。このA液とB液の粘質化および硬化は、両成分の化学反応によるものです

2液型ポリウレタン系接着剤
2液型ポリウレタン系接着剤は、重歩行が想定される場でのラバータイルの適用、および中−重歩行が想定されるコンクリート下地の場でのラバーシートの適用に推奨されています。2液型ポリウレタン系接着剤はポリマー(A液)と触媒(B液)からなっており、A液にB液を混ぜることで、A液に粘着性が生じます。このA液とB液の粘質化および硬化は、両成分の化学反応によるものです。

水分散型アクリル系接着剤(アクリル系接着剤)
中歩行が想定される場や、極度の湿気にさらされない場所での適用では、一液アクリル系接着剤の使用も可能です。
水分散型アクリル系接着剤は、接着剤に含有される水分が蒸発・吸収されることによって硬化するので、下地が浸透性の場合にのみ使用できます。

コンタクト接着剤(ポリクロロプレン系)
ポリクロロプレン系コンタクト接着剤は、溶剤分散型ネオプレンからできており、溶剤の蒸発と溶剤が下地に吸収されることによって硬化するので、下地は浸透性であることが条件となります。
ポリクロロプレン系コンタクト接着剤は、ラバー製の階段踏面や段鼻用床材、その他装飾部の施工に適しており、床材の裏側と下地の両面に塗布する必要が有ります(両面接着施工)。この種の接着剤は床材を瞬時に固定し、一度接着剤と接触した床材は移動させたり調整をすることができなくなります。

弊社の階段用ゴム床材施工の際に、(医療・健康・環境上の理由等で)コンタクト接着剤を使用できない場合は、弊社のStep-Tape TM(ステップ・テープ)施工専用テープをご利用頂けます(詳細は弊社販売事務所までお問い合わせ下さい)。

静電気対策製品施工用の接着剤
静電気対策ゴム床材(タイルまたはシート)の施工では、静電放電を適切に逃がすために、導電性接着剤と銅ホイルの使用が必要となります。

注意
上記の各接着剤の正しい使用方法や適切な施工手順を守るために、接着剤の塗布・使用に必要な工具・器具の詳細などを含め、接着剤メーカーの推奨方法および指示に必ず従うようにして下さい。

接着剤の塗布作業時には、接着剤がまんべんなく塗布されていることを必ず確認して下さい。適切なローラーで2回(1度ずつ逆方向に)圧着を行い、接着剤がむらなく塗布されるようにして下さい。

詳細については、弊社施工要綱をご請求のうえ、ご参照下さい。